カテゴリ:ムジカ・マキーナ



書評 · 26日 1月 2012
 それぞれの金字塔、らしさ  94年日本ファンタジーノベル大賞最終候補作、高野史緒『ムジカ・マキーナ』。  長く部室で埃を被っていた今作を、益岡先輩に頂いた同作家『ヴァスラフ』の予習としてこの度紐解いてみた。  面白い小説である。19c末の西欧、究極の音楽と麻薬<魔笛>にまつわる歴史改変型SF。...